幸福感が得られる!恋人との触れあい
触れあうことでオキシトシンが分泌され、多幸感が増す、と先述しましたが、その最たるものが恋人との触れあいです。恋愛に消極的な人にはハードルが高いリラックス方法かもしれませんが、数ある中のひとつ、として考えてみてください。恋人との触れあいがどのような効果をもたらすのか、みていきましょう。
ハグするだけでストレスが減少
ハグをすると幸せな気分になったり、心が落ち着いたりしませんか。特に好きな人とハグすると、嫌なことが吹き飛び、心が穏やかになります。「恋人と30秒ハグするとストレスが1/3に減少する」という研究結果もあることから、恋人とのスキンシップが心身をリラックスさせ、ストレス解消にも大きな効果があることが分かります。
睡眠の質が良くなる
精神的にも身体的にもハードな看護師はストレスがたまりやすい仕事です。ストレスホルモンのコルチゾールが増加すると、うつ病などの精神疾患にかかりやすくなる、といわれています。ですが、信頼できる恋人と一緒に眠ることでコルチゾールが減少し、癒し効果が表れるため、睡眠の質も向上し快眠できるようになります。睡眠不足や不眠はうつ病のリスクを高めるので、それを回避するためにも睡眠のリズムを整えるのは大切なことです。
幸せな気持ちになる
恋人とハグをすると、脳内でドーパミンとオキシトシンの2種類のホルモンが分泌されます。多幸感が得られるオキシトシンが分泌されると血圧の上昇が落ち着き、呼吸も深くなります。呼吸が深くなることで身体がほぐれ、心もリラックスしてくるため、幸せを感じるようになります。また、オキシトシンはセロトニン神経を活発にさせる効果もあります。セロトニンが欠乏するとやる気が出ず、ネガティブになったり、不眠を招いたりしますが、セロトニンが活発になることによって気持ちが前向きになり、ポジティブな思考になります。
自律神経のバランスを整える
ストレスをためると自律神経のバランスが崩れ、心身にさまざまな不調が現れます。自律神経は体の生命維持機能をコントロールする神経です。交感神経と副交感神経が必要に応じて切り替わりながら体内のバランスを保っていますが、心身の健康を保つためには交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズに行わなければなりません。ストレスをためこんだ状態では切り替えがうまくいかないのも当たり前のことです。ですが、このオキシトシンは副交感神経にも良い影響を与えます。自律神経のバランスを整えるためにもハグの頻度を増やしていきましょう。