心が穏やかになるペットの存在
ペットの可愛らしい外見に癒されることはもちろんですが、心理的にも健康的にも良い効果があるといわれています。現在1人暮らしの人やストレスを抱えている人でペットが飼える環境の人は、前向きに考えてみましょう。
「オキシトシン」で幸せを感じやすくなる
赤ちゃんや可愛らしいペットをみたときにじんわりと優しい気持ちになったことがあるはずです。それは嬉しい、楽しいと感じたときに脳で作られるオキシトシンが分泌されるからです。幸せホルモンともいわれるオキシトシンは触れあったり、みつめあったりすることで分泌量がアップします。犬や猫のもふもふとした毛をなでていると心が落ち着いて幸せを感じやすくなるのもオキシトシンの効果です。
また、心を穏やかにしてくれるセロトニンやフェニルエチルアミンといったホルモンも分泌されるため、疲れてささくれ立っていた心も癒され、穏やかな気持ちになれます。
話し相手にもなる
看護師に限らず、現代人は非常に多くのストレスを抱えているといわれています。それは自殺者の数が多いことからも推測できますが、ペットはストレスの蓄積防止にも効果があります。
ペットとして人気が高い犬や猫は人間の心を読む力があるといわれています。飼い主の感情を敏感に察知し、悲しいときにペットがそっと寄り添って慰めてくれます。悲しい気持ちやつらい気持ちは1人で抱えていてもなかなか解消できません。ですが、誰かに話し、共感を得ることで心が軽くなります。ペットは人間のように言葉を話すわけではありませんが、気持ちに共感し側にいてくれるだけで心が癒されるでしょう。
また、嬉しい気持ちや楽しい気持ちも一緒に分かちあうことができるので毎日を楽しく過ごせるようになります。安らぎや潤いを感じるだけではなく、生活にもハリが生まれるため、仕事にも前向きに取り組めるようになるでしょう。
健康力が上がる
ペットには心理的な癒し効果だけではなく、健康的な効果も期待できます。触ることで分泌されるオキシトシンは低体温にも効果があり、不調を改善する、といわれています。また、オキシトシンで幸せな気分になることで満腹中枢にも刺激が与えられるため、食べ過ぎ防止にもなります。
犬を飼う場合は散歩が必要になりますが、犬が自発的に家を出て散歩に行くわけではありません。飼い主が散歩に連れて行くわけですが、毎日散歩することで運動不足の解消や生活習慣病の予防にもなり、いつまでも若々しく元気に暮らすことができるでしょう。
